食についての関心が高まる中で、グルテンの脅威について考えられる機会も増えていますよね。
グルテンは小麦などに含まれるものですので、パンやパスタなど、とにかく多くの食品から摂取してしまいます。
ですが、体調に様々な影響を与える脅威があると言われるグルテン。
赤ちゃんや子供に与えるのも不安を感じてしまいますね。
では、赤ちゃんや子供もグルテンフリーにした方が良いのでしょうか?
また、グルテン不耐症やアレルギーについても気になるところです。
そこで、そんな赤ちゃん、子供のグルテンとの付き合い方について紹介していきます。
グルテンの脅威とは?
海外セレブの間で美容や健康に役立つ方法として注目され、日本でも実践する人が増えているグルテンフリー。
これはグルテンを食生活から排除する方法ですが、ではなぜ、グルテンがこのように嫌われ始めているのか、体にどんな脅威があるのか、知っておくことが大切です。
グルテンを口にすると起こる大きな影響として、まず考えられるのが血糖値の変化です。
血糖値が急激に上がってしまうため、体にもダメージを与えるリスクが高いのです。
こうして血糖値が上がると、太りやすくなったり、老化現象が早まったりすることも分かっています。
また、グルテンにはグリアジンという物質が含まれ、これは食欲を促進させてしまう働きがあります。
お米ならある程度食べれば満足できるのに、パンや小麦を使ったスイーツ類は食べ始めると止まらなくなるのは、このような物質が含まれているためですね。
さらにグルテンは中毒性があるため、やめようとしても、食べたくてたまらなくなってしまいます。
また、精神面への影響も大きく、倦怠感を感じやすくなったり、うつ症状をもたらすこともあるのです。
このようなことを考えると、やはり赤ちゃんや子供の体にも良くない影響が少なからずあると言えますので、できればグルテンフリーを実践していきたいところです。
赤ちゃんや子供のグルテンフリーは有効?
グルテンフリーというと、大人の女性がダイエットや美容を意識して行う印象が強いですね。
ですが、実は赤ちゃんや子供が取りいれるべき食の方法の1つとしても注目されています。
グルテンは血糖値など、体に与える影響が大きいだけでなく、赤ちゃん、子供の成長にも大きく影響するのではないか、ということが分かってきているのです。
例えば近年、増えていると言われる自閉症やADHDなどの発達障害。
これには、グルテンが関係しているのではないかと言われています。
小麦類は長い歴史の中で品種改良が進んだ結果、たんぱく質の組成に大きな変化が起こっています。
実はこれは、人間にとってうまく消化できない形となっており、そのため、精神に影響を及ぼしたり、様々なアレルギー症状のリスクを高めてしまうことも分かっています。
このような恐ろしい影響から赤ちゃん、子供を守り、健やかな成長をサポートするためにも、グルテンフリーの食生活を心がけることが大切というわけです。
グルテン不耐症やアレルギーとは?
グルテンにより起こりうる体の症状の1つに、グルテン不耐症が挙げられます。
症状としては、疲労感やめまい、ホルモンバランスの乱れ、偏頭痛、胃腸の不快感などが挙げられます。
太ったりこむら返りなどが起こることもあります。
グルテン不耐症には100以上もの症状があるため、もしかすると原因不明な様々な不調が、グルテン不耐症によるものであった、という可能性も考えられます。
乳糖不耐症などは子供の頃から分かることもありますが、グルテン不耐症は、そこまではっきりとグルテンに対して症状が現れるわけではないため、かなり成長してから気付かれたり、あるいは気付かれずに別の病名を与えられることもあるので注意が必要です。
それから、グルテンはアレルギーを引き起こすリスクがあることも忘れてはなりません。
赤ちゃんや子供の食事で特に気になるアレルギーですが、グルテンは特にアレルゲンになりやすいものの1つですので、慎重になる必要があるのです。
摂り過ぎるとアレルギーの発症率も高まりますので、赤ちゃん、子供の頃から、できるだけ控えることが大切ですね。
特に小麦製品を食べて吐いたりしてしまう場合は、アレルギーの前兆である可能性も高いので、医師に相談しながら、極力小麦製品を与えないように工夫した食生活を心がけてみましょう。
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