お子さんの車酔いは遠足や車での外出時には心配にはなりますよね。
車酔いには原因があり正式な病名もあります。
また気持ちの問題から車酔いする子もいます。
今回は車酔いの原因から対処法までをまとめてみたいと思います。
車酔いする原因は?
乗り物酔い、車酔いは加速度病、動揺病といいます。
乗り物の揺れ、不規則な加速、減速の反復などによって内耳の三半規管や前庭と呼ばれる部分が刺激を受けることが原因となって、平衡感覚が乱れたり、自律神経のバランスが崩れたりして車酔いします。
また、下を向いていると車酔いしやすくない人でも気持ち悪くなりますし、車の中や排気ガスの臭いも原因となります。
特に嗅覚が敏感で車独特な臭いや消臭剤やフレグランスの匂いで気持ち悪くなる方は子供でなくとも、気持ち悪くなる方もいらっしゃっるのではないでしょうか?
揺れなどの刺激以外にも、酔うのではないか?酔ったらどうしよう!というような不安やストレスも一因になります。
感覚、身体、メンタル別に原因をまとめてみした。
視覚
目の前を流れる景色のスピードに眼球がついていけずに脳が混乱を起こす
嗅覚
車内、排気ガスなどの臭い 触覚:揺れによって内耳の三半規管が正常に機能しなくなる
メンタル
不安感、酔うという思い込み、酔った人を見てつられる
身体
睡眠不足、疲れが溜まっている、風邪や熱があるなど体調が良くない、眼精疲労、空腹または満腹、身体を締め付ける服装
車酔いしやすい年齢は?
0〜3歳までの赤ちゃんやお子さんは平衡感覚が未発達なためほとんど車酔いはありません。
最も車酔い、乗り物酔いになりやすい年齢は平衡感覚が発達し始める小学生から中学生位といわれています。
大概の場合は大人になるにつれて治るケースが多いです。
車酔いの症状 は吐き気、嘔吐が一番知られています。また、吐き気、嘔吐の前兆として、頭痛や冷や汗、顔面蒼白、めまい、耳鳴りなどが起きる場合もあります。
車酔いの対処法
*スーパーの袋に紙袋を重ねホチキスで止めたものを常に車に置いておく。
*バケツをトランクに入れておく。(シリコン製のものだと小さくなり便利です。
*タオルや着替えを必ず持っていくようにする。
*酔いやすい子に「酔わないといいね!」など酔うをキーワードにした会話はNGです。 楽しい話や、〇〇がキレイな景色だよ!〇〇インターで美味しいソフトクリーム食べようね!など、楽しい話題にしましょう!
*乗車前は脂っこい食事や消化の悪い食事は避け、軽めの胃腸に優しい食事をしておく
*渋滞時などに空腹になった場合を想定しておむすびサンドイッチなどを持参する。
*胃腸が弱い場合には、緊張からお腹を壊すこともあります。正露丸や整腸剤などは常備しておくようにしましょう
*ゆったりした服を着せる
*酔い止めを飲ませる
*メントール系のガムを噛んだり、キャンディ、飴を舐める
*遠くを見るようにする
*後ろを向かないようにする。
*本やアニメを読んだり、ゲームしたりしない(下を向かない)
*酔いやすい子が好きな音楽をかける
*酔いやすい子が好きな話題をふり喋らせる
*しりとりなどの言葉遊びをする
*広い道路、特に空気がキレイな場所では窓を開けて空気を入れ替える
*エアコンを過度に暑くしない
*車内の匂いに気をつける(過度なフレグランスの匂いや癖のある消臭剤の香りは酔いやすくない人でも気分が悪くなります。)
*急ハンドル、急ブレーキ、渋滞時の大人のイライラなど子供に不快感や不安、緊張を与えないよう気をつける。
大人が率先して車内を和やかに明るくするよう心がけましょう!
*内関の指圧
人差し指と手首を結んだ直接上、手首の付け根から指三本分下に内関というツボがあります。 乗り物酔いに効果があるので、指で押したり、もみほぐしてみたりしてみて下さい。
*耳のマッサージ
耳にはあらゆるツボが集っています。自律神経のバランスを整える効果もあり、リラックスして頭や顔が温まり眠くなります。
まとめ
車酔いは一度すると不安から癖になることもあります。
逆に車酔いしていた子が酔わないで済む経験をすると自信に繋がり それ以降酔わなくなったりもします。
いずれにしろ、成長する過程で徐々に治るものなので、心配し過ぎずに親が気持ちの余裕を持って対処してあげたいですね!
コメントを残す