赤ちゃんの歯が生え始めると、親の不安も増えますよね。
歯並びが悪い・・・例えばV字や受け口、斜めになっていたりして、ガタガタの生え方をしてしまっているということもあります。
では、そんな赤ちゃんの歯並びが悪い原因はどこにあるのでしょうか?
前歯や乳歯の並び方というのは、遺伝によるものなのでしょうか?
そんな赤ちゃんの歯並びに関する気になる原因と、対策について紹介していきます。
赤ちゃんの歯並びが悪いのは気にすべき?
赤ちゃんの歯並びが悪いと、親としてはどうしても気になってしまい、「矯正治療が必要なのかしら?」なんて考えてしまう方もいるかもしれません。
ですが、赤ちゃんの歯は乳歯であり、まだこれから成長と共に生え変わります。
しかもアゴの大きさなども変わってきますので、まだ歯並びが変化する可能性は十分にあるのです。
そのため、赤ちゃんの乳歯の時点で、歯並びを気にする必要は無いと言っても良いですね。
例えば赤ちゃんの歯並びで、隙間があることが気になる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、これは実は歯並びが悪いのではなく、とても自然なことであり、むしろ隙間が無ければ永久歯が生えてきた時に、生えるスペースが少ないために歯並びが悪くなる恐れがあります。
隙間については特に気にする必要はないでしょう。
また、V字や八の字など、曲がって生えてしまうことも多々あります。
これは、特に生え始めによくみられる症状ですが、他の歯が生えてくると、徐々に押されてまっすぐになってきたりします。
乳歯が曲がっているから永久歯も曲がって生えてくるというわけではありませんので、これについても安心してください。
受け口、つまり下の歯の方が上の歯よりも出てしまっているというケースも多いですが、これも噛み合わせがしっかりできてくる3歳ごろに治る可能性が高いと考えられています。
このように、赤ちゃんの頃の歯並びというのは、必ずしも治療が必要なものではなく、むしろ自然に改善されることの方が多いと言えるのです。
赤ちゃんの歯並びがガタガタになる原因は?
赤ちゃんの歯並びは基本的には気にすることは少ないですが、あまりにもガタガタであったり、歯科医師からも注意されるような場合には、やっぱり原因を探り、対策していきたいですよね。
なぜ赤ちゃんの歯並びがガタガタになってしまうのか、これには先天的な原因と、後天的な原因が考えられます。
先天的な原因というのは、両親からの遺伝です。
両親のどちらか、あるいは両方が歯並びや噛み合わせに問題を抱えている場合、子どもにもその影響が出る可能性はあります。
それから、後天的要因としては、噛み方や指しゃぶりなどが挙げられます。
特に赤ちゃんの場合、クセで指しゃぶりがやめられず、前歯が出てしまうということもよくあります。
遺伝が原因である場合は、ある程度の年齢になってから矯正治療を受ける、などの対策が必要になりますが、後天的な原因なら、対処していくことが十分に可能であると言えるでしょう。
赤ちゃんの歯並びが悪いのを改善するには?
赤ちゃんの歯並びが悪いのを改善するには、永久歯が生えてきた時に、この歯並びがきちんと並ぶようにしてあげることが大切です。
歯並びは、あごの骨格に大きく影響されますので、あごがうまく発達していないと、歯が生える場所を失い、ガタガタになってしまいます。
あごをしっかり発達させるためにも、食事はよく噛んで食べるように言い聞かせましょう。
柔らかい食べ物だけでなく、ある程度咀嚼する力ができてきたら、噛み応えのある食べ物も食べさせてあげることが大切ですね。
それから、1ヶ所で噛んでしまうクセがあると、歯並びにも影響します。
片側の奥歯で噛むのは避け、両方をバランスよく食べるように教えてあげましょう。
他にも、指しゃぶりやおしゃぶりは早い段階でやめさせることも大切です。
2歳くらいまでにはやめた方が安心ですね。
それから、実は歯並びに大きく影響しているのが、虫歯です。
虫歯で歯茎の状態が変化してしまい、歯並びが悪くなるというケースもあるので、しっかり歯磨きして対策してあげましょう。
寝ている時にも、同じ方向ばかり向かずに、しっかり寝返りできるような環境を整えて揚げると良いですね。
こうして小さなことから気を付けていくだけで、赤ちゃんの歯並びが、将来的に悪くなってしまうのを防げるのです。
矯正治療が必要になる前に、できることからしっかり対策してあげたいですね。
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